呼吸器特有の症状や検診異常の診療を行っています。
長引く咳や痰が治らない
血液検査や画像検査を行い診断と治療を行います。
息切れする
肺、心臓、血液の検査、筋力、体重などを全身状態を確認し息切れの原因を探して治療を提案します。
検診で肺に影があるといわれた
肺がん検診で指摘される異常の原因は、肺がんなど悪性腫瘍、良性腫瘍、肉芽腫、結核や肺MAC症などの感染症、過去の炎症の傷痕など多岐にわたります。まずは胸部CT(高分解能CT)や血液検査による精密検査を行います。さらに専門的な精密検査(組織検査や細菌培養検査など)が必要であれば適切な専門医療機関へ紹介します。
当院は広島県肺がん医療ネットワーク検診・検査施設です。
肺MAC症と言われている
肺MAC症は長引く咳や痰をおこす呼吸器感染症です。年齢、症状、気管支炎の影の広がりなど総合的に判断して経過観察と治療開始の判断を行います。重症例や難治例は適切な専門医療機関と連携します。
間質性肺炎の診断治療
さまざまな原因により肺が硬くなり縮むことで肺活量が低下する病気です。咳、息切れをおこします。喫煙、膠原病、じん肺、慢性のアレルギーなどが原因となりますが、原因不明の場合もあります。画像検査による診断、診察と血液検査による原因検索を行います。必要に応じて適切な専門医療機関と連携して抗炎症療法や抗線維化療法を行います。
COPD(慢性閉塞性肺疾患、肺気腫、慢性気管支炎)の診断治療
喫煙や粉塵を長期間にわたり吸入することが主な原因です。咳、痰、息切れなどの症状に合わせた検査と治療を行います。将来、肺がんを発症したり肺活量が低下したりするリスクの管理も行います。
喘息の診断治療
咳や息切れの症状に対する検査、治療を行います。患者さんの体質に合わせた治療を提案します。
呼吸器疾患の病状に配慮した生活習慣病の診療
呼吸器疾患(肺がん、間質性肺炎、膠原病肺、在宅酸素療法が必要な慢性呼吸不全など)を専門病院で治療中の患者さんの日常診療を行っています。専門病院と連携しつつ、呼吸器疾患のご病状に合わせた定期検査や併存疾患の治療を提案しています。当院は広島県肺がん医療ネットワークフォローアップ治療施設です。