肝臓の窓

慢性肝炎(生活注意事項)

従来、「肝臓病の人は高タンパクで高カロリーの食事を摂り、食後安静にして、あまり運動しないように」と言われていました。しかし、豊かな食生活を送っている現在では、食後にあまり安静にしすぎると肥満や脂肪肝の原因となるので、かえってよくありません。あくまでも普通の食事に普通の生活が望ましく、適度な運動が必要です。

1. 休息

基本的には食後の安静や運動制限の必要はありません。(肝炎がひどくて主治医より制限指示のある方を除いて)しかし、普段多忙な生活を送っている人は、心身のリラックスのために、食後、できれば1時間、最低でも30分は横になって休むように心がけましょう。(難しければ、椅子にゆったりと腰をかけているだけでもかまいません)

2. 仕事・日常生活

肝機能が安定している場合は、仕事や日常生活は普通におこなってかまいません。(ただし、過激な労働や運動は避けましょう)夜更かしなどをせず、規則正しい生活をしましょう。

3. 入浴

ぬるめ(40℃より少し低め)のお湯に、10分間ぐらい入ると疲れをとるのに効果があります。熱いお湯や長湯は避けましょう。

4. 運動

適度な運動は、血流を良くし、脂肪肝になるのを防ぎます。散歩をしたり、自分の好きなスポーツを楽しみましょう。(ただし、過激な運動は避けましょう)

5. 食事

  • 特に高たんぱく、高エネルギー食にする必要はありません。
  • 脂質は控えめにしましょう。
  • 偏りのない、栄養のバランスがとれた食事をしましょう。
  • 食事時間を一定にしましょう。
  • 便秘すると、腸内にいろいろな有害物質(アンモニア、他)がたまり、"解毒"という肝臓の仕事量が増えるため、肝臓の負担が大きくなります。便秘予防のため、食物繊維と水分を十分にとりましょう。
  • 鉄分の多いものは控えましょう。「体によい」と言われている食べ物のなかには鉄分の多いものが少なくありません。レバー・豆類・ヒジキなどはその代表です。過剰な鉄分は活性酸素を多く発生し、肝臓に負担をかけ肝炎増悪をきたしますから、鉄分の多い食品はなるべく控えめにしましょう。

6. アルコール

禁酒が原則です。アルコールはキッパリやめましょう。よく知られているように、アルコールは肝臓によくありません。実際C型肝炎でお酒を飲む人は飲まない人に比べて病気の進行が早いことがわかっています。「適度に飲むならよい」ではありません。キッパリと断酒しましょう。

7. 定期受診・検査

症状がなくても、定期的に受診しましょう。肝炎はひどくなるまで無症状のことが多いからです。また現在GPTが正常でも、1~2年のうちに肝炎増悪を来たすことが多いので、定期受診をお勧めします。(受診時期については、医師と相談しましょう)

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